葬儀のマナーとして、不祝儀袋の包み方を間違えている人は意外と多いかもしれない。

地域で異なる葬儀様式
地域で異なる葬儀様式

お金の包み方

葬儀のマナーとして、不祝儀袋の包み方を間違えている人は意外と多いかもしれない。結婚式と逆にするという、理屈だけは知っていたのだろう。友人のお母さんの葬儀に参列した際、都合のため預かってきた友達の不祝儀袋の水引が上下逆にはめられており、後ろの重ね方は祝儀袋と同じ様式になっていたのには驚いた。供える直前に慌てて直して事なきを得たが、その後彼女は間違えてはいないだろうか。
葬儀で困った体験をした人は、案外多いのではないだろうか。なぜなら、結婚式や祝賀などはあらかじめ日程が決まっているから前もって準備も出来るが、葬儀というものはいきなりやってくる。病気療養であらかじめ近い事がわかっていても、タイミングが悪い事もある。
私の父は、私が妊娠中でまもなく臨月を迎えるという頃に亡くなった。生と死が重なることはよくある事らしいが、当事者としては大いに困る。大きなお腹で葬儀全般を乗り越えるのは、心身ともに疲労する。おまけにマタニティ喪服なんてマイナーだからお店では売っていないし、生地もたくさん使うからか値段も高い。とにかく無事に葬儀を終えて、実家での後始末も終えた頃に出産を迎えたわけだ。無事に生まれても、なんとなくめでたい空気も薄かった。

葬儀会社を決めておく

自分が死んだあとの事まで考えている人は少なくありません。扶養家族がいる方なら、自分の死後に家族が困らないように生命保険に入っているでしょう。生前にお墓を買ってしまう人も少なくありませんし、葬式はどういう形式で執り行って欲しいという要望やプランを作っている方もいます。
しかし、葬儀の際に、どこの葬儀会社を使うか、ということまで決めている人はほとんどいないのではないでしょうか。
そもそも葬儀会社を決めるということは、そう何度もあることではありません。普段から付きあいがある葬儀屋さん、なんてものをもっている人は普通いません。
ですから葬儀会社が決まるのは、不幸にしてどなたかが亡くなったときに、慌ただしく決めて手配することになります。どうやって、どういう理由でその会社を選んだのか、後になってからいくら考えても分からない、ということが少なくありません。
しかし、葬儀会社によって料金やサービスがまちまちなのは、他の業種と変わりありません。身内が死んだ際などは、正常な判断力が失われているところにもってきて、故人を送り出すのだからと言われて、身の丈以上の葬儀をオーダーしてしまって、後から後悔したという話がよくあります。
人間、いつ何が起こるかわからないのですから、生命保険と同じように、葬儀会社を決めておくということも必要なのです。少なくとも、生前の冷静な目で見て判断できる時に葬儀会社を決めておくべきです。